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【専門家監修】手の冷えによるしびれには鍼灸治療
- カテゴリ:
- 手足の悩み
公開日:2022年12月02日
更新日:2024年09月10日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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目次
※自律神経失調症など改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
手の冷えによるしびれでお悩みの方に適切なアドバイス
「朝起きた時に手がしびれる」
「手が冷えるとピリピリする」
「手に血が通っていない感じがする」
このような症状でお悩みの方はおられないでしょうか。
このようなしびれが起こる症状は一般的には「神経が傷ついて起きているのではないか」と心配されがちですが、多くは筋肉による圧迫が影響しています。
今回は「【専門家監修】手の冷えによるしびれには鍼灸治療」と題して筋肉が原因で起こる手の冷えやしびれについて鍼灸の有効性も含めて解説します。
朝起きた時にジワジワと腕や手に痺れて冷えている
朝起きた時にジワジワと腕や手にしびれの症状が出現することはないでしょうか。
少ししびれた手を揉んだりさすったり、さらに身体を伸びして筋肉をストレッチしたりするとしびれが治まります。
しかし、翌日の朝になるとまたしびれが出現したりします。
この状態を放置しておくと起床時の症状だけでなく日中でもしびれや冷えが腕や手に出現してしまいます。
このような手や腕に起こるしびれや冷えの原因には筋肉によって引き起こされる血行不良と神経圧迫が関与しています。※1
しびれや冷えが起こる原因に血流の減少が関係している
このしびれや冷えが起こる原因の一つには血行循環の低下が考えられます。
人間の就寝時は寝ている間のエネルギーの消耗を防ぐために全身の血流がゆっくりになります。
この血行循環の低下によって身体が冷えやすい傾向になります。
そうなると末端への血流も減少するため手の筋肉や神経の栄養が不足するためしびれや冷えが起こります。
朝にこういったしびれや冷えが手に起こりやすいのは就寝中の生理現象がひとつ関係しています。※2
肩こりから起こる腕や手のしびれは首の筋肉と胸の筋肉が関係している
またしびれや冷えは就寝中の問題だけでなく、猫背姿勢など不良姿勢と呼ばれる首や肩の筋肉に直接負担がかかる状態でも起こります。
この猫背姿勢は常に首と肩の筋肉が過緊張状態の姿勢を作り出し、頸部から腕に伸びる神経と血管を圧迫しやすい状態と考えられています。
とくに圧迫を起こす原因の筋肉が肩甲挙筋(けんこうきょきん)と小胸筋(しょうきょうきn)と呼ばれる筋肉になります。
肩甲挙筋は肩甲骨から頸椎に向かって伸びる筋肉であり、小胸筋は胸に付いている筋肉です。
猫背姿勢で起こるしびれは胸郭出口症候群
とくにしびれと冷えを起こしやすいのは胸の前側の筋肉である“小胸筋(しょうきょうきん)”という箇所です。
この筋肉は神経や血管が束になって腕に伸びる胸郭出口という狭い場所に付いています。
そのため小胸筋が使い過ぎによって張って緊張すると、この胸郭出口にある神経と血管の束を圧迫し症状を起こします。
このような小胸筋の緊張によって起こる神経と血管の障害を胸郭出口症候群と呼びます。
この胸郭出口症候群は“猫背姿勢”の人が多い傾向にあります。
いわゆる「肩が前に巻いてくる」という姿勢の多くはこの小胸筋のよるものです。※3
当院が考える手のしびれを治す鍼治療
この肩こりや猫背によって起こる胸郭出口症候群のしびれや冷えを改善するには圧迫を起こしている神経や血管を解放させる必要があります。
そのためには猫背姿勢を起こしている原因の小胸筋と肩こりの原因の肩甲挙筋の筋肉の緊張を緩めることが重要です。
当院ではこの胸郭出口症候群など手にしびれを引き起こしている原因を問診や検査によって特定し、過緊張を起こしている筋肉を緩和させる鍼灸をアプローチを行います。
手の冷えによるしびれに効くツボ
【手の冷えによるしびれに効くツボ】
・郄門(げきもん)・・・腕の内側の中央のライン上、肘と手首の真ん中よりやや手首に近い位置。
【ツボマッサージのポイント】
親指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
深呼吸を行いながらこれを3セット行います。
悪化すると異痛症に進行するため早期の改善が重要です
この「手が冷えるとしびれがする」という症状は悪化すると異痛症(いつうしょう)という病気に発展する可能性があります。
異痛症は自律神経やホルモンバランスが崩れることで痛覚が過敏になり「皮膚がピリピリ、チクチクする」という症状が起こる病気です。
「手が冷えるとしびれがする」というのは、この異痛症と同じ自律神経に関わる血流の悪化のメカニズムで起きていると推測して考えられます。
さらに異痛症は冷えによるしびれよりも「ピリピリ、チクチク」といった不快感が高まり生活の質を低下させる要因になります。
そのためこの前駆症状が出現した場合は早期の改善をおすすめします。
※この異痛症については別のページで解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
腕や手のしびれや冷えには鍼灸治療が効果的
鍼灸治療は筋肉の緊張を緩める効果だけでなく肩こりや痛み症状を完治する除痛効果、血流を促進させる効果があります。
さらに自律神経の安定にも効果があるためストレスによって起こる身体の緊張や血流障害も緩和させます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
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[参考]
※1寝起きの手のしびれは何が原因?/竹谷内医院
※2 手足のしびれ / 横浜権太坂中央クリニック
※3 胸郭出口症候群/社団法人恩賜財団済生会 森崎 真介 (滋賀県病院 整形外科副部長)
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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