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【更年期が原因?】自律神経失調症で起こる口や喉の渇きの治し方
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2022年11月12日
更新日:2023年09月13日
目次
※自律神経失調症が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
身体の状態を調べるポイント
東洋医学では自覚する口の渇きの自覚ことを口渇(こうかつ)と呼び、また口腔内や咽喉の乾燥した状態を口乾(こうかん)呼びます。
体内の水分量の変化により症状の出方が変わってきます。
とくにこの口渇は更年期症状に出やすい特徴があります。
東洋医学による口の渇きの診断は以下の通りです。
身体の状態を調べるポイント
①発症時期(いつ渇くか)
②飲水の様子
③嗜好(常用)する水分
④日常における条件
【問1】いつ渇きやすいか
・暑い時期(夏頃)によく渇く
→日射病や熱中症など引き起こす原因の暑邪(しょじゃ)の影響によって身体が脱水しやすい状態です。
・寒い時期(冬頃)によく渇く
→咳や喘息などで胸痛を引き起こす原因の燥邪(そうじゃ)の影響で身体から体液が消耗しやすい状態です。
・季節に限定せず長い期間渇いている
→暑邪や燥邪など病の原因が身体の内側まで侵入しており慢性的に身体の体液が不足している状態です。
【問2】水分の取り方はどんな感じですか
・少量の水分を頻繁に飲む
→陰陽の平衡が傾き、陽気の熱が身体の内側に熱が溜まっている状態です。疲れやすく体力が落ちている虚弱体質の人に起こります。
・大量の水分を頻繁に飲む
→身体の外側から熱が侵入して体液が消耗している状態です。気温が高い環境などに長時間いたりすると起こります。
・飲んだ後に胃がムカムカしたり・ポチャポチャする
→体内に水分が吸収されずに停滞していたり湿気が身体に溜まっている状態です。消化器系の疲れがある人に起こります。
・喉は渇くが、うがいする程度うるおすくらいで十分(飲みたくない)
→血液の停滞(血於 けつお)が起こっている状態です。生理痛がある人などに起こりやすいです。
・飲んでもすぐに渇き、また飲む
→胃に熱が溜まっており飲んでもすぐに消耗してしまう状態です。胃酸による胸やけや逆流性食道炎などの症状に起こりやすいです。
【問3】どんな飲み物を好みますか
・比較的温かい物を好む
→体内に水分が吸収されずに停滞し、かつ身体が冷えている状態です。冷えにより水分代謝が低下しているために好むようになります。
・常温よりやや冷たい物を好む
→陰陽の平衡が傾き、陽気の熱が身体の内側に熱が溜まっている状態です。身体の内側の熱を冷ますために好むようになります。
・冷たいものを好む(氷入りの冷たい物を好む)
→身体に強い熱が侵入している状態です。身体の内側の熱を冷ますために好むようになります。
・酸味の効いた飲み物を好む
→陰陽の平衡が傾き、陽気の熱が身体の内側に熱が溜まっている状態です。とくに貧血傾向(血が足りない)の人が好むようになります。
・アイスクリームのようなネバネバした冷たい物を好まず、かき氷やシャーベットのような物を好む
→体内に水分が吸収されずに停滞し、かつ身体に熱が溜まっている状態です。胃酸による胸やけや逆流性食道炎などの症状の人が好むようになります。
【問4】どういう時に渇きますか
・大量発汗、下痢のあと
→体液の消耗によって起こっています。
・比較的夜半に渇く
→健康であれば夜は身体の陰が高まり陽の熱が鎮まりますが、陰の高まりが弱いため陽の熱が夜半まで続いていることで体液の消耗が起こり夜半に喉が渇きます。
・気温上昇に伴い、水分摂取が増える
→身体に強い熱が侵入している状態です。
自律神経失調症で口が渇く症状に効果的なツボ
【自律神経失調症で口が渇く症状に効果的なツボ】
・水突(すいとつ)・・・のど仏のすぐ下の軟骨(輪状軟骨)と同じ高さで、横首の筋肉(胸鎖乳突筋)の前側の縁にあるツボ。
【ツボマッサージのポイント】
人差し指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
深呼吸を行いながらこれを3セット行います。
※具体的なドライマウスに対する鍼灸治療も解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
悪化すると舌痛症に進行するため早めの改善が重要です
自覚する口の渇きが慢性化し悪化すると「舌痛症(ぜっつうしょう)」という舌にしびれが起こるストレス症状の病気になる可能性があります。
舌痛症は自覚する口の渇きと同様に心身のストレスによって起こる病気です。
とくに更年期以降の女性に起こりやすい傾向にあり、特徴的な症状は「ストレスを感じると舌がピリピリする」というものがあります。
また味覚障害と併発する方もおり、病院での検査では原因不明とされるケースがあるため治療が遅れて慢性化しやすい傾向にあります。
そのため舌の不調がでたときは悪化しないように早期に改善することが重要です。
※舌痛症については別のページで解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
自律神経失調症で口が渇く症状の治し方は鍼灸が効果的
更年期は自律神経失調症になりやすく「口の渇き」が起こりやすい傾向にあります。
また、口の渇きは体液の減少を示しているため悪化するとほてりやホットフラッシュなどが出現しやすくなります。
また不眠や睡眠障害にもなりやすくなります。
このような症状には東洋医学に基づく鍼灸治療で改善できます。
口の渇きでお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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