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【専門家監修】低気圧による体調不良に効く食べ物や飲み物
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2022年11月07日
更新日:2024年09月09日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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目次
※自律神経失調症が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
低気圧による頭痛でお悩みの方が増えています
その中でも特徴的なものに「めまいや吐き気も同時に起こる」「ストレスでイライラすると頭痛が起きる」「こめかみに締め付ける痛みが起こる」などを訴える方が多い傾向にあります。
西洋医学ではおおまかに筋肉の緊張による頭痛(筋緊張型頭痛)と自律神経の乱れによる頭痛(片頭痛)とに大別されます。
しかし東洋医学では内臓や精神的な働き、外部環境などを含めた分類を行います。
今回は「【専門家監修】低気圧による体調不良に効く食べ物や飲み物」と題して低気圧で起こる頭痛の東洋医学による分類と体質に応じた効果的な食べ物などについて解説していきます。
東洋医学では頭痛は体質によって治療法が変わるもの
頭痛は比較的疾病の中でも引き起こされる頻度が高い症状の一つです。
例えば、風邪、不眠症、肩こり、高血圧、貧血など、どれも頭痛がよく現れるものです。
しかし、風邪や不眠などの「頭痛を治す」といってどの不調に対して同じ治療を施しても改善することはできません。
このような体質や病態に応じた治療を組み立てる考えに則った医学が東洋医学になります。
東洋医学で頭痛は主に内傷頭痛(ないしょうずつう)と外感頭痛(がいかんずつう)と呼んで分類します。
内傷頭痛は現代でいうと「ストレスなどにより臓腑(内臓)の機能などが不調になり起こる頭痛」と説明でき、外感頭痛は「外部環境からの攻撃(冷たい風・乾燥した空気・湿気)により不調を起こした頭痛」と説明できます。
内傷頭痛は感情と内臓とのバランスが崩れて起こる頭痛
内傷頭痛(ないしょうずつう)は過剰な気分の興奮や落ち込みなどで内臓が傷ついてしまうと起こるとされています。
とくにうつ病など日常的に心理的なストレスを受けている場合に内傷頭痛がよく起こりやすい傾向にあります。
こういった感情(気分の変調)を中医学では「七情」という七つの感情で分類します。
その七つは「怒・喜・思・憂・悲・恐・驚」に分けられます。
例えば、怒りやイライラによって頭痛が起こるということがあると思いますが、これは怒りに関わる「肝(かん)」という臓腑が怒りの感情によって機能が失調することで気血が頭部で滞って頭痛が起こるとされています。
内傷頭痛はこのような感情と内臓の繋がりの不調によって起こる頭痛のことをさします。
消化吸収が悪くなると湿気が溜まって頭痛が起こる
東洋医学では「どんな病でも食欲があり、消化吸収が安定していれば病は治りやすい」と考えられています。
食べた物がしっかり吸収できれば身体のエネルギー源である「気血(きけつ)」が生成され、気力体力が養われると考えるからです。
しかし、消化不良など胃腸の不調が起こると飲食物が消化されずにそのまま胃に残ってしまいます。
この飲食物の水分(湿気)が胃に停滞し続けると湿気を生み出し臓腑(内臓)を傷つけてしまいます。
このときも頭痛が起こりやすいとされています。
消化不良による停滞した湿気が頭痛を生み出すということです。
手足が冷え症で頭痛が起こりやすい人の食べ物
気が不足すると身体を温める機能が低下し身体の冷えとともに頭痛が起こりやすくなります。
この状態を東洋医学では陽虚(ようきょ)といいます。
陽虚を改善するために身体の内側から温める食べ物が重要です。
以下の通りになります。
【陽虚の症状】
頭痛・冷えの症状が目立ち、温めるとよくなる(虚弱体質・冷え性)
【食材】
にら・らっきょう・唐辛子・ししとう・くるみ・山椒・胡椒・鶏肉・エビ
生理痛や更年期障害で頭痛が起こりやすい人の食べ物
東洋医学ではほてり、ホットフラッシュ、寝汗などが起こる人は血液や体液が不足していると考えます。
このような血液や体液不足を陰虚(いんきょ)と呼びます。陰虚は主に生理痛や更年期障害に起こりやすい傾向にあります。
頭痛の症状はこの陰虚でも比較的起こりやすいとされています。
陰虚を改善するためには足りなくなった血液や体液を補給する食べ物が重要です。
【陰虚の症状】
頭痛が午後に重くなる・めまい、耳鳴り・目の乾燥・手足が熱くなる・寝汗・足腰のだるさ(高血圧・更年期など)
【食材】
セロリ・トマト・いちご・黒ゴマ・ホタテ・イカ・カキ
イライラや怒りで頭痛が起こりやすい人の食べ物
精神的なストレスなどでイライラしたり怒りっぽい心理状態を東洋医学では気が滞っている状態で「気滞(きたい)」と呼びます。
とくにこの状態は肝の働きが低下しやすい人に起こりやすいと考え、「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と呼ぶこともあります。
この気の鬱滞が頭部で起こると頭痛が発症するとされています。
気滞を改善するためには精神的なストレスを完治する食べ物が重要です。
【気滞の症状】
頭痛・イライラして怒りっぽい・耳鳴り・めまい・顔が赤い・目が赤い(高血圧・更年期など)
【食材】
白菜・大根・にがうり・きゅうり・トマト・なす・りんご・梨・キウイ・豆腐
身体に溜まった湿気で頭痛が起こりやすい人の食べ物
ジメジメやムシムシとした湿度の高い環境に晒されたり、胃腸の消化不良が続くと身体に湿気が溜まるようになります。
この湿気が溜まった状態を「痰濁(たんだく)」と呼びます。
この痰濁の状態になると身体の気血の巡りが湿気によって障害されてしまい気血の流れが滞るようになります。
この痰濁が頭部で起こると頭痛が起こります。
また頭痛以外には頭重感やめまい、胃がムカムカして吐き気がするなどの症状も伴います。
低気圧による頭痛やだるさはこの体質に当てはまります。
痰濁を改善するためには身体に溜まった湿気を排出する食べ物が重要です。
【痰濁の症状】
頭痛・頭が重い・めまい・白い痰が多い・胸がムカムカする・膨満感・肥満(食べ過ぎ・むくみやすい人・肥満体)
【食材】
ハト麦・玉ねぎ・大根・里芋・みかん・クラゲ
低気圧による頭痛におすすめの漢方薬は半夏白朮天麻湯
低気圧による頭痛に効果的な漢方薬は半夏白朮天麻湯(はんげびゃくぶつてんまとう)になります。
半夏白朮天麻湯は身体の水分の巡りを正常に戻しし痰濁を完治させる漢方薬です。
この漢方薬はめまいや吐き気の症状を中心に、頭痛や頭重感などの不調を伴うときに用います。
ふだんから胃腸が虚弱で体力がない人に向いている漢方薬です。
【注釈】・・・半夏白朮天麻湯は保険適用もあり、ツムラ37が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。
低気圧による頭痛は当院の東洋医学に基づく鍼灸治療で改善できます
頭痛の症状だけでも様々な体質の違いがあり、それによって治療方法が変わってきます。
この体質の違いを把握したうえで一人ひとりに合った治療をしなくては頭痛の根本的な改善はできません。
この体質診断ができるのが当院でも行っている東洋医学に基づく鍼灸治療です。
ぜひ、低気圧による頭痛でお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
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鍼灸院コモラボ院長
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鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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