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ベンゾジアゼピンの離脱症状の回復ステージへの乗り越え方
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2022年10月29日
更新日:2024年09月18日
目次
※自律神経失調症など改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
抗不安薬や抗うつ薬を断薬してから脳が疲れやすくなった
抗不安薬や抗うつ薬の断薬後に「目がピクピクと痙攣する」「目の周りや頬が引きつる感じがする」という音がするという方が増えています。
この症状は「目の痙攣」という脳の思考を司る部分に疲労(脳ダメージ)を起こして機能が低下しているものです。
この脳疲労と抗不安薬や抗うつ薬(とくにベンゾジアゼピン系の薬)の長期服用後の断薬とに関連があることが最近わかってきました。
今回は「ベンゾジアゼピンの離脱症状の回復ステージへの乗り越え方」と題して脳疲労詳しい情報とその解決策などを解説します。
離脱症状による目の痙攣には脳疲労が関係している
最近「脳疲労」という言葉が一般的に認知され始めてきました。「脳疲労」とは「脳が疲れている状態」そのものを指します。
筋肉は使い過ぎると筋肉が損傷し炎症が起こり筋肉痛になります。
実は脳も同じように使いすぎると脳内で炎症を起こし、正常に機能しなくなると考えられています。
この状態を「脳疲労」と呼びます。
薬の離脱症状は脳の機能が低下させてしまうため、普段の働きだけでもキャパオーバーになってしまい、うまく情報共有が取れなくなり、機能不全が起こります。
この状態が続くと目の痙攣としての症状が起こるとされています。※1
脳疲労は目の痙攣以外に様々な症状を出現させます
脳疲労の症状には、目の痙攣以外にも次のようなものがあります。
・物忘れが多い、記憶力が低下してきた
・「頭の中で計画→実行に移す」までに時間がかかるようになった
・ボーっとする時間が増えた
・眼精疲労やドライアイが強い
・朝までぐっすり眠れない、途中で目が覚める
・朝起きるのが辛い
・食事を楽しめない、美味しいと感じない
・便秘になりやすい
・わけもなくイライラする
・飽きっぽくなってきた
これらの症状は脳疲労の状態の可能性が高く、放っておくと脳の機能が著しく低下し、頭痛や動悸、息切れ、めまいなどの自律神経失調症の症状が出現するようになります。
また食欲のコントロールができずに肥満や生活習慣病のリスクを高めたり、うつや認知症へとつながる恐れもあります。※1
ベンゾ系の薬は急な減薬や断薬は要注意
目の痙攣を発症している人の中には、抗うつ薬や向精神薬などを長期に飲んでいる方が多い傾向にあります。
その中でも中枢神経に作用するベンゾジアゼピン系の薬物治療は、副作用として脳に影響を与えていることが目の痙攣を起こす要因と考えられています。
他にも抗うつ薬などを急に減薬・断薬したときに離脱症状として目の痙攣が起こる場合もあります。
しかし、この目の痙攣の症状自体は客観的な検査による判断が難しく、本人にしかわからない自覚的症状であるため、何が原因であるかはわからないのが現状です。
そのため薬の離脱症状や副作用によって目の痙攣が起きたとしても、急な減薬や断薬は避けて医師と相談し薬を調整するようにしましょう。※2
※サインバルタやメイラックスなどの離脱症状について解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
社会生活の中で受ける強いストレスが目の痙攣の要因の場合もある
社会生活の中で職場の人間関係や仕事の負担、家庭における問題などで様々な強いストレスや不安感の状態が長く続くことがあります。
これらのストレスが脳への負荷となり、目の痙攣が発症するといわれています。
しかし、そのストレス発散のために喫煙やアルコールの摂りすぎなどの不摂生な生活をしてしまうと目の痙攣の発現や悪化のリスクをかえって高めてしまうので注意が必要です。
こういった日常生活のストレスや生活習慣が脳への負荷となり長期に積み重なることで目の痙攣は発症しやすいと考えられています。
あなたの目の痙攣は離脱症状によるものではない
偽性離脱症状という言葉をご存知でしょうか。
偽性離脱症状というのは「離脱症状に似た症状を不安障害によって起きている」というものです。
要するに「不安によって病気を自分自身が作り出している」ということです。
もしも患者様の目の痙攣が「離脱症状への不安や恐怖によって引き起こされている」のであれば、「薬を飲み続けなければならない」「薬の依存が怖い」といった薬害への心配はする必要はなく、もともと患者様が薬を飲み始めるきっかけとなる社会生活の問題を解決すれば、目の痙攣は治ります。
偽性離脱症状についてのブログは下記のリンクからどうぞ。
【治療例&効果の高いツボ 】ベンゾ系の離脱症状で目の痙攣がする(40代女性)
【治療の体験者&改善方法 】
40代女性で「ベンゾ系の薬を急に止めたら離脱症状で目の痙攣で目がピクピクする」との訴えでご来院されました。
当院にご来院されるまえに心療内科、眼科、脳神経外科などで検査を受けて離脱症状であるかどうかの有無を確認していました。
どこの病院でも「離脱症状であるかどうかの判断が難しい」との回答で患者様本人も曖昧な回答ばかりで不安になっており大変精神的にも不安定な状態でした。
また心療内科では「急激な減薬は避けた方がよい」とのことで減薬した薬を再度服用し、徐々に減薬する方向になっておりました。
当院では目の痙攣と目の痙攣は自律神経失調症によるものと判断し、東洋医学的な問診と検査を行って自律神経の安定と症状の改善を目標に鍼灸治療を行いました。
【主に利用したツボ】
・百会(ひゃくえ)・・・両目の間と左右の耳の交差点する部分。
悪化するとベンゾジアゼピン眼症も併発するため早めの改善が重要です
ベンゾジアゼピン系の離脱症状には目の痙攣だけでなく「まぶたがうまく動かない」「まばたきが多くなる」「目を開けようとしても、うまくいかない」といった目の不調も起こる可能性が高まります。
この離脱症状による目の不調を「ベンゾジアゼピン眼症」といいます。
この不調はベンゾジアゼピンの薬害によって発症するだけでなく、離脱症状や依存性に対する不安や恐怖など心理的なストレスによっても起こる傾向にあります。
そのため悪化を予防するためにも早期に改善することが重要になります。
※ベンゾ系の離脱症状に目や目の周りのけいれんが起こる「ベンゾジアゼピン眼症」という症状があります。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
脳の疲労回復と離脱症状を解消させるなら鍼灸治療が効果的
離脱症状による目の痙攣の原因について説明しました。
離脱症状による目の痙攣の症状は自律神経の調整の乱れも引き起こすため症状は多岐に渡り、悪化すると不眠症などが出現し生活に支障を及ぼします。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
[その他のおすすめの記事]
【活性化】脳に酸素を送り血流を良くするツボ
[参考]
※1 ブレインフォグ / 大阪メンタルクリニック
https://osakamental.com/symptoms/brain-fog.html
※2 ベンゾジアゼピン系の薬による脳へのダメージと対策 / 梅本ホームクリニック
https://umemoto-homeclinic.com/benzodiazepine-damage
【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。
睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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