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【首こり・肩こり病?】頚性神経筋症候群は鍼灸で改善できる
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2024年08月26日
更新日:2024年08月26日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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目次
※自律神経などの不調が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
頚性神経筋症候群でお悩みの方に適切なアドバイス
「首や肩がこってくると鬱っぽくなる」
「パソコンやスマホをすると首が張ってきて吐き気がする」
このような不調でお悩みの方はおられないでしょうか。
作業中などに起こる肩こりや首こりの症状以外に様々な自律神経系の不調が起こる場合は頚性神経筋症候群の可能性があります。
今回は「【首こり・肩こり病?】頚性神経筋症候群は鍼灸で改善できる」と題して頚性神経筋症候群の改善方法を解説します。
頚性神経筋症候群とはどのようなものか
首こりや肩こりが頻繁に起こる症状のことを正式名称では頚性神経筋症候群(けいせいしんけいきん症候群)といいます。
何らかの影響によって首の筋肉が過緊張することで自律神経系(特に副交感神経)の働きに異常が起こることによって自律神経失調症に似た様々な症状が引き起こされるものをいいます。
しかし、まだ首の筋肉の異常がどのようなメカニズムで自律神経に影響を与えているのかはいまだ解明されておりません。
この症状は東京脳神経センター理事長・脳神経外科医松井孝嘉先生によって提唱され名付けられた症候群で別名「首こり病」と呼ばれています。
簡単に解説しますと首、肩のこり(筋肉の緊張)により自律神経が乱れ様々な症状が現れる疾患です。
医療機関を受診しても原因不明とされてしまう
頚性神経筋症候群は原因を検査してもはっきりしないことが多く、医療機関を受診しても「不定愁訴」や「原因不明」として診断を受けてしまうことがあります。
このように原因不明な不調であるにも関わらず日常生活に支障をきたすほど辛い症状が起こることがあります。
最も頚性神経筋症候群が起こりやすい要因には首の筋肉に負担が起こりやすいパソコンやスマートフォンなどの使用時のうつむき姿勢を続けることが挙げられます。
この首に直接負担をかけているのは頭部の重さにあるのですが、この頭部は実に5Kgあるといわれています。
それ以外には過剰な精神的ストレスによっても首の筋肉が緊張してしまい頚性神経筋症候群が起こると考えられています。
頚性神経筋症候群の主な症状
頚性神経筋症候群の主な症状は以下の通りです。
・首の痛みや重さ
・頭痛
・めまい
・吐き気
・食欲不振などの胃腸障害
・慢性的なだるさや倦怠感
・やる気がでない
・慢性的な眼精疲労
・不眠
・頭がのぼせる
・微熱
・多汗
・動悸
・息切れ
・うつ
・過敏性腸症候群
以上のような自律神経失調症の症状が起こるのが頚性神経筋症候群とされています。
頚性神経筋症候群を引き起こす原因について
現代生活ではスマホやPCなどのモニターを見続ける作業が格段に増えました。
それにより極度の眼精疲労や長時間のうつむき姿勢(猫背姿勢)が首から背中にかけて筋緊張を引き起こすようになりました。
この首の過緊張や極度の精神的ストレスが関与していると考えられます。
とくにパソコン作業では知らない間にあごを前に突き出した姿勢で両手を前に出して行っていることも首への負担を助長させています。
また、日常生活での様々な精神的なストレスでも筋緊張を強くして自律神経バランスを崩します。
この状態が長期間に及ぶと体の筋肉は過度に緊張し頚性神経筋症候群の原因となります。
首こりや肩こりは自律神経のバランスを乱す
首には様々な組織で構成されています。
主に4つに分けられます。
①脳へ行く血管の総頚動脈
②内臓をコントロールしている迷走神経
③昼間の活動時に働く交感神経などの重要な神経や血管
④血管や神経を覆う様々な筋肉
①脳へ続く血管の総頚動脈
脳へ続く血管には総頚動脈(そうけいどうみゃく)があります。
この総頚動脈が筋肉の緊張などによって圧迫を受けると頚性神経筋症候群を引き起こす要因になると考えらえています。
②内臓をコントロールしている迷走神経
迷走神経は自律神経の一つである副交感神経と深く関係しています。
そのため迷走神経は副交感神経に似た働きがあります。
迷走神経が主に支配している器官は以下の通りです。
・【感覚神経】
外耳道、咽頭、食道を支配
・【運動神経】
嚥下や反回神経(発生や呼吸)を支配
・【副交感神経】
内臓(心臓、胃、腸など)の運動を支配
このように、迷走神経は、感覚器官、運動器官、内臓などの働きを調節している混合神経です。
生命を維持するために重要な働きをしています。
③昼間の活動時に働く交感神経
また先ほどの迷走神経とは反対に星状神経節と呼ばれる交感神経の集まりが頸椎の側面を上下に走行しています。
この星状神経節は心拍数の増加や筋肉の緊張など日中活動するために身体を興奮させる働きがあります。
④血管や神経を覆う様々な筋肉
先ほど解説した①、②、③を覆うように首の筋肉が走行しています。
これら様々な筋肉が過緊張し首こりや肩こりが生じると神経や血管などの組織を圧迫し循環障害を起こすことがあります。
それにより自律神経の働きが低下して頚性神経筋症候群を引き起こすと考えられます。
頚性神経筋症候群に対する西洋医学的な治療
頚性神経筋症候群で起こる不定愁訴は、耳鼻科系、眼科系、消化器科系、精神科などあらゆる診療科目の対象と思われる症状が出るのが特徴です。
しかし、自分の症状に合った専門医の病院を訪れても、病院の検査で特別な異常が見つからないということがあります。
そのため結局は痛み止めなどの「その場しのぎの対症療法」が処方されているのが現状です。
主に病院による治療は痛み止め、安定剤、睡眠導入剤、筋弛緩剤などの薬物療法や低周波による筋緊張緩和や温熱療法などのみです。
頚性神経筋症候群のセルフチェック
セルフチェック表で当てはまる項目をチェックしてみて下さい。5つ以上当てはまる方は要注意です。
1.頭が痛い、頭が重い
2.首が痛い、首が張る
3.肩がこる
4.風邪を引きやすい
5.ふらっとする、めまいがある
6.歩いていたり、立っている時なんとなく不安
7.吐き気がある
8.夜、寝つきが悪い、目覚めることが多い
9.血圧が不安定である
10.暖かいところに長くいられない
11.汗がでやすい
12.静かにしてるのに心臓がドキドキする
13.目が見えにくい、像がぼやける
14.目が疲れやすい、または痛い
15.まぶしい、または目を開けていられない
16.目が乾燥する、または涙が出すぎる
17.つばが出やすい、またはつばが出ない
18.微熱が出る(37℃前後)
19.下痢をしやすい、または便秘、腹部症状がある(腹痛など胃腸症状)
20.すぐ横になりたくなる
21.疲れやすい(全身倦怠)
22.何もする気が起きない、意欲がない
23.天気の悪い日か、その前日、調子が悪い
24.気分が落ち込む、気が滅入りそうだ
25.集中力が低下して、1つの事に集中できない
26.わけもなく不安だ
27.イライラして焦燥感がある
28.根気がなく、仕事や勉強を続けられない
29.頭がのぼせる、手足が冷たい、しびれる
30.胸部が痛い、圧迫感がある、胸がしびれる
頚性神経筋症候群は鍼灸治療で改善できる
頚性神経筋症候群の改善には筋緊張の緩和を図ることがとても重要です。
様々な頚性神経筋症候群の患者様に鍼灸治療をしてわかっていることは、首から背中のこりを解消すると頚性神経筋症候群の自律神経症状が治まるということです。
そして原因である様々な筋肉の中でも特に頚性神経筋症候群の緩和に重要な筋肉が胸鎖乳突筋だということもわかりました。
この胸鎖乳突筋が過緊張すると自律神経症状が出やすくなるのではないかと推測しています。
また、この筋肉が緊張を起こす起因としては過剰なストレスがとても深く関わっています。
この胸鎖乳突筋の過緊張は普段から食いしばりや睡眠時の歯ぎしりなどでも起こるとされています。
当院ではこういった頚性神経筋症候群を引き起こす筋肉を鍼灸治療で緩和、解消させて頚性神経筋症候群の改善を行っていおります。
頚性神経筋症候群でお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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